• Harumi

インタビューの続き。

最終更新: 2018年9月21日

ロンドンでインタビューを受けたとき、「何故、アシスタントマネジャーに選ばれたのか?」という質問を頂いた。その場では答えきれなかったのだけど、あれから色々と思い出していました。実は、突然昇格の話を受ける前に3つ程、私の一言でそれまでのやり方を変えてしまった出来事があったのでした。



その一つなのですが、こんな話です。





売上の伸びが悪くフランス本社からお偉い方がやって来たあるシーズン。新人だった私を紹介してくれた時、その偉い方が冗談の様に「何か良いアイデアはないかね?」と言って来た。とっさに私が提案したのは、コミッション2倍ください。売り上げ強化週間を作り、その期間はコミッション2倍するという提案でした。うふふ、何とも無鉄砲だったかw



これも私の大事にしている「美意識」を語れる面白いエピソードなのですが、今回はその続きから。



見事に売り上げは物凄く上がって、我々のコミッションも「2倍!」になることに。そんな月末のある時、本部のマネージャーから私宛に連絡を頂きました。そのコミッションを精算したところ、なぜか売り上げは私のものばかり。だから今回のコミッションは、あなた一人で受け取りたいか?というものでした。



私は、こう即答したのでした。



「いいえ、通常通りみんなで割りましょう」そう答えるとマネージャーは何度も「本当にいいのか?」を繰り返して、ちょっと不思議そうに電話を切りました。通常の2倍の、それまた社員分全部ですから、、、「ワォ!」な話ですものねw。その数時間後に今度は、社長から電話。



「本当にいいのか?私たちは君が一人で受け取ってもいいと思っている」と電話がありました。「いいえ、通常通りでお願いします。たとえ私が売ったとしても、それには周りサポートしてくれるみんなのお陰ですから。だから、どうぞいつも通りに計算してください」と言いました。



さすがに社長から直接でしたから、この好意に背いてしまったのかな、やっぱりこれは貰っておきなさいってことなのかな、、、と、そんな思いも過ぎりました。でも、それからそう長い月日は経っていませんでした。突然ある日呼び出されて、「アシスタントマネージャーになる気はあるか?」というお話を頂きました。



当時は、あれよって言うまに昇格して、不安よりもやる こと一杯で必死でしたけど。なぜ、私が選ばれたと思うと同僚に聞いた時返って来た言葉は、インタビューで話した通りなのですが、私はこの出来事が大きかったのじゃないかなと思うのです。



振り返ればですが、私はこの出来事から「公平であること」その姿勢を学ばさせて貰ったように思います。私も公平であることを大事にして、だからこそ相手もまたそうみてくれた。英語ができない新米さんの私の可能性を公平にみてくれた。



目の前のこと、目に見えることだけに囚われるのではなくて、見えないことにこそ公平である。そこに信頼を置いてくれた。



残念なことに人生のそれからでは、「公平だなー」って思う出来事には、あまり遭遇していなくて、色々な人と仕事をして感じるのは、むしろその逆を垣間見てしまうことが多いのだけど。だからこそ「美意識」大事にしたい。



そして思います。この「美意識」とは言葉にできないもの。だからどんなに月日が経っても色褪せないし、形も変わらないなーと。月日が重なる分「宝」になっていく感じがする。



それにしてもほんとに「インタビュー」を受けて良かったなと思います。こうして改めて振り返ってみることで思い出の中に居る人たちに再会し、また新しい気づきに出会える。インタビューって終わった後からでもこうして影響があるものなのですね。



これもまた「宝」」にっていくね。

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