
Harumi
素直な思いを言葉にせずに、生きていると言えるのだろうか?
素直じゃないね。そう何度言われてきただろうか?その度に深く傷つき考えてきた。素直さってなんてややこしーものだろうか。
素直と言うのは、相手へのこともあるし、自分へのこともあるし、相手によっては素直になれることも、状況によっては素直でないことが良いこともある。勿論、何でも思ったことを口にしていいわけではないとはわかっているけど、それでもふっと思う。
素直な思いを言葉にせずに、生きていると言えるのだろうか?

恐らくね、子どもってシンプル。見えている世界への忖度も損得もないから、そもそもとても素直。そこに純粋な意図があると、シンプルに感じれる。でも素直がゆえに「ん?」って思うことには、頭と心と行動に矛盾が生じてロックがかかる。
そんな心を持ったまま大人になると、いろーんな矛盾に言葉をうまく出せなくて、いつの間にかその場をやり過ごすようになってしまう。その場その場で笑顔でいればいるほどに、どこかチグハグになっているように思う。
いま世界中で起きていることをちょっと俯瞰してみると、何か言わずにいたことや本当はずっと苦しんでいたことがあふれ出そうとしているのではないだろうかと考える。スピリチュアル的に咳が出るとか肺の病は、心の奥からのメッセージ。思っていることを抱え込んでしまっている時にあると言うそうな。
私は生きているのだろうか?
自分の心の中にある言葉たちを、いまここに。
私は生きているのだろうか?を問いかけながら。
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