• Harumi

愛は越えていけると願いながら

2005年から始まったという「Life in the UK test」をご存知でしょうか。英国で永住や市民権を取得する際に受けなければならないテストで、その内容は、政治や宗教、生活など様々なジャンルにおける英国についての一般常識テスト。


面白そうと思いOnlineで模擬テストをやってみたら、結構難しくて。愛だけではそこに暮らすことが難しい時代になっているのねーと寂しく思う。


そういえば、パンデミックが始まってからすぐの頃、海外のコンサルタントが、「今後駐在員がなくなる」と言ってらして。その話を海外に住む友人たちに持ちかけても、数年前からそんな気配は始まっていて、そうならざるを得ないかもねなどと同様なことをいう。


もう、私のようにフワ~っ軽い気持ちで海外に行き、そのままの流れで申請しちゃうってなことは、遠い過去のお話なのかもしれない。




ブレイディみかこさんの本「ブロークン・ブリテンに聞け」を読んだ。


文芸誌の連載で2018年頃からの記事をまとめた一冊らしいく、英国のこととして読んでもとても興味深いのだけど、貧困や失業、特に生理用品も買えないと悩む子どもたち。いやはやこれは日本でも実際に起きている問題ではないかと、一晩で一気に読んでしまった。


ここ数年、イギリスも大変だったなーと思い出すのですが、偶然にも2016年の「イギリスの欧州連合離脱是非を問う『国民投票』」が行われた日、私はロンドンに滞在していた。


そう、あの前日は、全く関係のない私でさえどこかザワザワと急がされているような感じだった。メディアでの論争もちろん、CafeやPubから聞こえてくる声も”離脱 or 残留”の話で、再会した友人たちからも、どちらを支持するかによってはこれまでの身近な関係性にも小さな分断が起き始めるているんだと聞かされた。


何か予兆のようなことってあるのかな。


そして、2020年のパンデミック。世界中で貧富の差からの分断が一気にあぶりだされた。これまでどこか対岸の火事としていたことって、いつ何ぞかで自分ごとになるかわからない。

混沌した中では、これまで以上に目を大きく開いて世界を見なくていなくてはと思う。


とはいえ、「自分に何ができるのだろか?」と無力感も。


よくメディアが「この1年何をしていたのか?」と政府に対して問いかける場面を目にするけれど、時々、それが自分にささるのは、誰も答えがないからだろうか。


本のあとがきにあった言葉が響きます。「Keep thinking. Keep writing. Keep talking to each other. 」そう、この問いを考え続け、国を超えみんなで語り続けなくては と思う。たとえ、今は答えがなくとも。


愛は全てを越えていけると願いながら♪

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