• Harumi

古いエッセイを読んで思う永遠の旅人

古いエッセイを読んで思うことは、これもまた「旅」だなって思う。


確実にそこに居たという人の体験から見えてくる街。行ったことのある街なのに、不思議と全く異なった風景に見えてくるのは、古い舞台であれば尚のこと。もう味わうことができないという新鮮さを引き出して、新しい体験として読むものを目覚めさせる。


これはまさに「旅」なのだ。

あっちこっち行っていた様子からよく勘違いされるのが、”旅好き” ”海外に行きたい人”と思われることが多いのだけど、私が一番したいのは、「インスピレーションが湧き上がる偶然に出会うこと」。


環境がもたらすものは大きいのだけど、環境を変えてもインスピレーションが湧き上がる体験に繋がらないことも知っている。むしろ、日常の散歩の中で見つける「偶然」の方がはるかに異次元の体験であることも多い。最も大事にしたいのは、何処かに行くことではなく、「インスピレーションが湧き上がる偶然に出会うこと」。


古いエッセイを読みながら思うのは、時空を超えた出会いのような。


書いた方が何十年も経った先で出会う読み手の心の中に、このインスピレーションが湧き上がる体験を想像していたのかは定かではないが、「永遠の旅人」とはこう言うことではないかなと妄想する。それもまた楽しい。


そして、今日も旅に出る。