• Harumi

ワイルドストロベリーのある暮らし

「お茶がどこからやってきたのかは定かではない。」そんな一文を見つけ読み始めたクレア・マセットさんの「英国の喫茶文化」。


なんでも初めてのお茶は、中国のとても偉い方が湯を沸かしていたときに、偶然、葉っぱがお湯に入ったのが始まりと言われているらしい。なんであれ、瞬く間に世界中に伝承されたお茶文化。お茶にも色々とありますが、紅茶はやはり英国で頂くのが一番です。


紅茶のミルクは、先に入れるか、それとも後か?


そんな哲学も一杯な英国紅茶文化は、優雅さも華やかさも併せ持っている。お茶の葉だけではなく、お茶を美味しく頂くための器だったり、スイーツだったり。また、会話だったり。すっかりコーヒー党になってしまったが、今でも紅茶文化は大好き。


そして、ワイルドストロベリーに出会う。


去年、11年振りにやっと自分の住まいを持ったので、食器を買うことに。兼ねてから「いつか使いたい」と思っていたものを購入。このWedgewoodのワイルドストロベリーのお皿、中古品だけど未使用で驚きのお値段だった。


使う度にロンドンでの思い出が蘇って、「スパークジョイ」な気分。



実はね、Wedgewoodにお勤めしていた友人がいてね。若くして亡くなってしまったのだけど、英国に行く度にお店に寄っては、新作を見せてもらっていた。


その頃から、フルセットは難しくとも、ちょっとづつ買い揃えたいと思いつつ。海外暮らしだしとか、移動生活だし、など。いつかいつか......と言っているうちに随分と過ぎた。


そんな言い訳に、自分が段々と残念になった。


物は残す為にではなく使う為にある。いつかいつかと後回しにしたり、大事に締まって置くなんて勿体無い話だ。例え、短い期間になってしまったとしても、いまの「生活」を楽しむ、それが大事。そんなことを教えてくれた友人でもあった。


人生は、そもそも期間限定なのだ。


無い物ねだりで無理することはないが、望めばなんらかの形で手に入ることもあるということは、これまでの体験でもわかった。大事なのはブランドや値段ではない、それがあることで、どんな気持ちになるか。


私にとってはロンドン生活の思い出につながるもの。Wedgewoodのホームページにあった言葉が胸に響く。『Making the everyday extraordinaryー日常を特別なものにするー』


そう、毎日はこの上ない特別な日。


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