
Harumi
An Emotional Event
私はこのことを知ってから、心との向きあいが楽になった。
悲しみ、怒りが湧いたとき、思い出す。
An Emotional Event

エリザベス・キューブラー=ロス(医師・作家)の死の受容の5段階プロセスを読んで知ったのは、普段の生活の中でも、何か想定外が起きたとき、突然起きた時に心の中ではこんな動きがあるということ。
否定(まさか?!)
怒り(何で?、どうして?)
取引(ちょっとどうにかしてよ!)
抑うつ(どうしたらいいの・・・)
受容(最終的に受け入れていく)
とても急いでいて乗らないとならない電車の時刻が迫っていて、階段を駆け上がってホームを走り(やってはいけないけどね)電車に乗ろうとしたら、ドアがバタン!としまった時でも、私たちの心の中でも同じような心が動いています。
長い間、キューブラー=ロスの本は読みたいと思っていても、どこか向き合うことに躊躇があった。それからまもなくして、突然の父の末期ガンの宣告。
悲しほどこの心の動きを自分にも勿論、父に対しても、家族に対しても感じることがあった。当時は抱えきれないほど辛かったし、こんな風に客観的になんてなれなかったけど、それでも思ったのは、心は少しづつ動いていくということ。
もちろん、それはこんなに綺麗にトントンと流れていく訳ではなく、一瞬の時もあれば、人生丸ごとゆっくりとということもあるかもしれない。どこかでつまづいたまま先に進んでないこともあるだろうし、逆に戻ることもあるだろうし、ましてや人と比べたり、前と比べたりできるものでは全くないもの。
それでも心は動いている。きっと心が自然に癒していくのだと思う。
ゆっくりとゆっくりと。
ただ、その時々の心に寄り添う。
VIVA